給付金詐欺:元訓練学校長夫婦、懲役2年6月求刑 /香川

給付金詐欺:元訓練学校長夫婦、懲役2年6月求刑 /香川
毎日新聞 2012年9月29日(土)15時38分配信

 国の求職者支援制度を悪用して職業訓練受講生への給付金をだまし取るなどしたとして、詐欺と詐欺未遂の罪に問われている、職業訓練学校の元学校長、樽本智之被告(43)=丸亀市郡家町=と元学校事務長の妻光代被告(34)に対する論告求刑公判が28日、高松地裁(西山志帆裁判官)であった。検察側は2被告に懲役2年6月を求刑し、結審した。判決は10月24日。
 検察側は「教育者としてあるまじき行為。書類を偽造して作成するなど、2人の果たした役割は大きい」と指摘。これに対し、弁護側は「社会的制裁を受けている」と執行猶予付き判決を求めた。
 起訴状によると、昨年11月〜今年3月、受講生がほとんど出席していないのに、虚偽の出席状況を記載した申請書類をハローワークに提出するなどし、受講生5人が給付金計約134万円をだまし取るなどしたとしている。【鈴木理之】

9月29日朝刊

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