いじめ対策マニュアル:指導3原則 湖南市教委、教職員向けに策定 /滋賀
毎日新聞 2012年10月3日(水)15時21分配信
湖南市教委は2日、教職員向けのいじめ対策マニュアルを策定したと発表した。既に市内の13小中学校などに配布済みという。
マニュアルではいじめ防止策として、同市教委主催の「いじめをなくそうサミット」に児童生徒を参加させ、いじめを防ぐ認識を育む、などとしている。また、同市で以前から導入している読書・あいさつ・人間関係づくりの「RGH運動」を軸に道徳教育を進めることを盛り込んだ。
いじめが起こった場合は「正確・迅速な事実確認」「いじめられた児童を守ることを第一に」「徹底した再発防止策を速やかに」を指導の3原則と位置付け、保護者対応は複数の教員で当たることを義務付けている。
浅原寛子教育長は「マニュアルは完成版ではなく、国や県の動きに応じながら見直しを続けていきたい」と話した。【石川勝義】
10月3日朝刊