いじめ防止へ連携強化 県警、県・神戸市教委が会合 兵庫

いじめ防止へ連携強化 県警、県・神戸市教委が会合 兵庫
産経新聞 2012年10月6日(土)7時55分配信

 ■川西・高2自殺受け

 全国で相次ぐいじめ問題や少年非行問題などへの対策を強化するため、県警と県、神戸市の両教育委員会は5日、県警本部で連携会議を開き、積極的に情報共有を図ることなどを確認した。

 川西市で自殺した県立高校2年生の男子生徒がいじめを受けていた問題などを受けて初めて開催。3組織が連携を強化することで、いじめや少年非行問題などにスムーズに対応できる体制作りを進める。今後は年3回程度の定期開催を目指すという。

 この日の会議には、各担当課の所属長ら15人が出席。県警の西墻佐富士・生活安全部長が「関係機関が連携を深め、いじめの根絶を始め、非行防止、健全育成を図っていきたい」とあいさつし、教委側からは、非行少年グループの現状把握などで県警との積極的な情報共有を求める意見などが寄せられた。

 県警によると、8月末までに県警に寄せられた今年の県内のいじめの相談件数は39件(前年同期比8件増)で、いじめに関する傷害や暴行容疑での検挙人数は19人と前年同期の1人から激増。一方で、刑法犯少年は2821人(同364人減)と年々、減少傾向にあるという。

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