堀越学園:高崎市長、園児受け入れる方針 解散命令の場合 /群馬
毎日新聞 2012年10月5日(金)12時11分配信
高崎市の富岡賢治市長は4日の定例記者会見で、同市にある学校法人堀越学園(大島孝夫理事長)の問題に触れ、解散命令が出された際に、学園が運営する二つの幼稚園の園児受け入れに協力することを明らかにした。
富岡市長は「7月に堀越幼稚園父母の会から、園の存続を望む趣旨の嘆願書を受け取っており、『一緒に』という気持ちはわかる。園全体でということが難しければ、私立幼稚園と協力しながら、市立幼稚園でも転園希望者を受け入れる方針。転園先の決定には「住んでいる場所、送迎バスのコース、兄弟姉妹の通園先など、さまざまな要素をていねいに聞かないといけない」と語った。
自身が文部官僚だった経験から「私学への規制が緩やかになることは悪いことではないが、緩やかにすればするほど、こういう問題が起きてくる」と指摘。「教育と経営の二つの論理を調整してやるのは難しい。理事会がチェックする体制になっているが、機能しなかった。その悪いところが、極端なところが出た」との見解を示した。【増田勝彦】
10月5日朝刊