給付金詐欺:元校長夫婦に有罪−−地裁判決 /香川
毎日新聞 2012年10月25日(木)17時0分配信
国の求職者支援制度を悪用して職業訓練受講生への給付金をだまし取るなどしたとして、詐欺と詐欺未遂の罪に問われた、職業訓練学校の元学校長、樽本智之被告(43)=丸亀市郡家町=と元学校事務長の妻光代被告(34)に対する判決が24日、高松地裁(西山志帆裁判官)であった。西山裁判官は「自己中心的かつ利欲的な動機に酌むべき点はない」として、いずれも懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。判決によると、昨年11月〜今年2月、ほとんど出席していない受講生5人に虚偽の出席状況を記載した書類をハローワークに提出させるなどし、5人が国給付金計約134万円をだまし取るなどした。【鈴木理之】
10月25日朝刊