いじめ条例提案見送り 大津市会「修正に時間必要」
京都新聞 2012年11月26日(月)23時39分配信
大津市議会は26日の議会運営委員会で、議員提案で制定を目指している「子どものいじめの防止に関する条例案」について、市民意見などを受けて修正する時間を要するとして、予定していた12月定例会での提出を見送る方針を決めた。
同条例案は、昨年10月に中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題を受けて制定する。条例案に対しては11月上旬までに、滋賀県警や県教委から市の条例で県の対応を規定するのは不適当との指摘があり、市民意見では子どもに相談義務を課しているとして反対の声が相次いだ。
11月中旬から修正協議を始め、越直美市長らとの意見交換を行っている。条例案をまとめる政策検討会議座長の北村正二市議は議運で「より慎重な議論を継続する」と述べた。