館山の中2自殺:再アンケ、協力要請文は「問題なし」 市教委、父親に回答 /千葉

館山の中2自殺:再アンケ、協力要請文は「問題なし」 市教委、父親に回答 /千葉
毎日新聞 2012年11月27日(火)13時22分配信

 館山市の中学2年の男子生徒が4年前に自殺した問題で、市教委が実施した再アンケートを巡り、男子生徒の父親が「再アンケートの協力要請文に事実と異なる内容が記載されている」と市教委に出した質問状について、市教委は26日、文書で父親に回答した。
 回答文書で市教委は、4年前のアンケートを後任校長が廃棄した経緯を記載しなかった理由を「すでに報道され、公になっている」と主張。当時のアンケートに「いじめに関する記述はなかった」と記載したことについては、アンケートに書かれていた「7件の記入」は「すべていじめと無関係(の内容)だった」と説明した。
 一方、市教委が遺族側に確認したと伝えていた男子生徒に対する「悪口やからないなどのいじめにつながる事実」については、当時のアンケートからではなく、学校が生徒などから事情を聴く中で別途把握した情報だったと釈明。協力要請文に問題がないとする立場を強調した。
 父親は「廃棄したアンケートの内容は確認できない。事実上のゼロ回答も多く、誠意のかけらもない」と反発を強めている。【中島章隆】
11月27日朝刊

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