中1女子が人身事故で死亡、ノートに遺書のような書き込み 父親が「いじめ」相談/神奈川

中1女子が人身事故で死亡、ノートに遺書のような書き込み 父親が「いじめ」相談/神奈川
カナロコ 2012年12月10日(月)23時0分配信

 座間市の小田急線座間駅で8日、私立中学1年の女子生徒(13)=東京都町田市=が電車にはねられて死亡した問題で、ノートに遺書のような書き込みがあったことが10日までに、座間署への取材で分かった。

 生徒が通っていた都内の私立中学は9日、記者会見し、生徒から保護者を通じていじめの相談を受けていたことを明らかにした。

 同署によると、女子生徒ははねられる直前、ホーム上でうずくまっているのを女性客に目撃されていた。学校の部活の帰りとみられ、制服姿だった。同署は、女子生徒が線路に飛び込み自殺した可能性が高いとみている。

 現場のかばんの中にあったノートには「今日されたことを言おうかな。いろいろされたけど何があったかは言わない」などとした上で、複数の生徒の名前が記されていた。

 別の生徒の名前を挙げて「そばにいて味方してくれた」との趣旨の書き込みや、「やっぱり学校のことは嫌だった。生きる希望がなくなりました」という記述もあった。

 中学によると、父親が11月中旬から数回「娘がいじめで悩んでいる」と担任に相談。学校側は生徒らに話を聴くなど調査中だったという。

 校長が9日、同校で会見し「尊い命を救えなかった力不足をおわびします」と謝罪。ノートに名前が記されていたとみられる生徒からの聞き取りを始めたことを明らかにし「原因を調査し、関係者に説明したい」と話した。

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