飲酒事故の教諭 停職12カ月処分 宮城
産経新聞 2012年12月19日(水)7時55分配信
県教委は18日、飲酒運転で物損事故を起こした県農業高校の後上(ごのうえ)勝俊教諭(32)を停職12カ月の懲戒処分とした。
発表によると、後上教諭は文化祭の打ち上げと称して10月27日午後7時ごろから28日午前1時にかけ、名取市内の飲食店2店で同僚教諭と飲酒(ビール中ジョッキ5、6杯と焼酎の水割り3杯)したという。その後、乗用車を運転して帰宅中、自宅近くの仙台市太白区で民家の門柱などに接触する物損事故を起こした。
県教委の調べに、後上教諭は1次会から記憶が断片的で、2次会はほとんど記憶がないと答えた。帰宅直前に運転代行を呼んだものの、どうして利用しなかったかも記憶にないという。県教委は後上教諭が管理職ではなく、事故も物損だったことから停職12カ月の処分にとどめたと説明した。
平成18年以降、飲酒運転で懲戒免職処分となった教職員は4人、停職処分となったのは後上教諭も含め8人で、12カ月は停職処分の中で最も重い。