中2自殺 アンケート部外秘訴訟 原告側、父親の本人尋問を申請
産経新聞 2012年12月25日(火)20時24分配信
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、学校側が実施したアンケートを黒塗り状態で公開したのは違法で精神的苦痛を受けたなどとして、父親(47)が市に100万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が25日、大津地裁(長谷部幸弥裁判長)であった。原告側は「父親として息子の無念を晴らすための行動が取れなかった」として精神的苦痛を立証するため、裁判所に対し父親の尋問を申請した。
原告側代理人によると、申請した尋問事項は、学校に対しアンケート結果の開示を求めた経緯や部外秘とする確約書を作成させられた経緯、確約書が父親に与えた心理的苦痛などとしている。