川西のいじめ問題 アンケート原本開示要求 生徒の両親 兵庫
産経新聞 2012年12月23日(日)7時55分配信
■県議会に陳情書提出へ
川西市で自殺した県立高校2年の男子生徒(17)がいじめを受けていた問題で、生徒の両親が近く、県議会に学校側が実施したアンケート原本の開示などを求める陳情書を提出することが22日、分かった。
陳情書では、アンケート原本の全面開示▽男子生徒に関する学校日誌や教職員会議の資料の全面開示▽学校から県教委への事故報告書の全面開示−を求める。
これまで学校側は、個人が特定できないようにパソコンで打ち直したアンケートを両親へ提出。県教委も情報公開請求に対して同様の文書を公開し、両親は異議申立書を提出している。
両親によると、川西市の第三者機関「市子どもの人権オンブズパーソン」から「学校側に開示を求めたが拒否された」と報告を受けたため、陳情を決めたという。両親は「できる限りのことをして真相を明らかにし、再発防止につなげたい」と話している。