内柴被告がブチ切れた「離婚報道」
東スポWeb 2012年12月30日(日)13時29分配信
九州看護福祉大学の女子柔道部員Aさん(18=当時)に性的暴行をしたとして、準強姦罪に問われた元同大コーチでアテネ、北京五輪の柔道男子66キロ級金メダリストの内柴正人被告(34)の論告求刑公判が26日、東京地裁で行われ、検察側は懲役5年を求刑した。
内柴被告は昨年9月、合宿先のホテルで酒に酔って熟睡していたAさんに性的暴行を働いたとされる。同被告側は「合意だった」と無罪を主張しているが、検察側は論告であらためて矛盾を指摘した上で「卑劣極まりない犯行であり、許しがたい。性道徳は破綻をきたしている。このまま社会に出すのは極めて危険」と求刑理由を語った。
日本大学の板倉宏名誉教授(78)は「事件にもよるが、通常準強姦罪は懲役3年半〜4年ぐらいが求刑される。5年は軽い求刑とは言えない。私は妥当だと思います」と話す。
だが、自身の無罪を信じて疑わず、すでに「有罪ならば控訴する」と決めている内柴被告本人は、求刑などどうでもいいようだ。それよりも一部週刊誌にブチギレしているという。
「離婚報道です。あれは事実なんですが、どうやら取材手法がよろしくなかったらしい。本人は相当怒っている。それを今、弁護士が調べていて善後策を検討している」とは国士舘大学関係者。
週刊誌記者が偽名を使った疑いがあるらしい。同関係者によると、事実関係次第では内柴被告が週刊誌を法的手段に訴える可能性も示唆しているようだ。
27日には弁護側が最終弁論を行い、結審する。年明けの判決について板倉教授は「懲役4年の実刑判決になるのでは」とみている。内柴被告がこれに控訴すれば裁判はさらに長引く。