竹田高剣道部の熱射病死:容疑不十分で不起訴 憤る父、検審へ /大分

竹田高剣道部の熱射病死:容疑不十分で不起訴 憤る父、検審へ /大分
毎日新聞 2012年12月28日(金)13時9分配信

 県立竹田高剣道部の練習中、2年生の工藤剣太さん(当時17歳)が熱射病で死亡した事故で、大分地検が当時の顧問、副顧問の男性教諭2人を業務上過失致死の容疑不十分で不起訴処分とした27日、父英士さん(47)は「非常に残念で納得できない」と話した。年明けにも検察審査会に相談するという。
 地検は当時の生徒らから具体的な練習内容を確認し、剣道指導、スポーツ医学専門家らに事実関係を説明して「健康上の配慮を欠いたものかどうか」と意見聴取するなどした結果、罪を問うことは難しいと判断した。
 英士さんは「顧問は熱射病の知識はしっかり持っていたはずで、何をしても良いのかということになってしまう」と憤った。【土本匡孝、田中理知】
12月28日朝刊

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