高2いじめ自殺、父親が同級生を侮辱容疑で告訴
読売新聞 2013年1月9日(水)19時44分配信
兵庫県川西市で昨年9月に自殺した県立高2年の男子生徒(当時17歳)がいじめを受けていた問題で、男子生徒の父親(60)が9日、いじめを認めた同級生3人に対する侮辱容疑での告訴状を県警川西署に提出し、受理された。
告訴状によると、3人は2年生になった昨年4月以降、授業中に教室で男子生徒を「ムシ」と呼んだり、別の生徒を男子生徒にぶつけて「菌がつく」と言ったりして、公然と侮辱したとしている。
父親は提出後、「3人から反省は感じられず、息子が浮かばれない。警察にはしっかり捜査し、いじめの実態を明らかにしてほしい」と話した。
県警は、男子生徒の自殺後に同校の生徒らから聞き取りをするなど、いじめの有無や自殺の動機を調べた。3人は「ムシ」と呼ぶなどのいじめ行為を認めたが、県警は「暴行や傷害容疑で立件できる事実はなかった」としている。