就任1年目は「0点」 大津市長自己評価 「いじめ対応反省」
京都新聞 2013年1月11日(金)22時29分配信
大津市の越直美市長は11日の記者会見で、昨年1月の就任から1年間を振り返り、「自分なりに評価すると、マニフェストはかなり達成できてきたが、いじめ問題に適正に対応できず、点数をつけたら0だと思う」と自己採点した。
越市長は市長選で発表したマニフェストについて、重点を置く子育て、観光、行財政改革ではそれぞれにプロジェクトチームを組んで議論が進み、一部は実施しているとして、「力を入れたいと思ったものはかなりできている」と述べた。
一方、2011年10月に市内の男子中学生が自殺した問題では、昨年7月になって市教委と学校が深刻ないじめの事実を認めた。「教委と学校の調査が不十分でずさんだと、もっと早い時点で気付けなかったのが大きな反省」と話し、「マニフェストの達成で点数をつけても、反省すべきところがあまりにも大きい」と険しい表情で語った。