大阪・高2自殺:知事が「他山の石に」 県教委に体罰防止求める /長野
毎日新聞 2013年1月12日(土)14時5分配信
大阪市立桜宮高2年の男子生徒(17)がバスケットボール部の男性顧問から体罰を受けた翌日に自殺した問題について、阿部守一知事は11日の定例記者会見で「非常に憂慮すべき状況だ。大阪の問題とするのではなく、他山の石(他者の誤りを自分の反省材料にする)としなければいけない」と見解を示し、長野県教委にも学校現場の職場風土を検証するなど、体罰防止策を求めた。
知事は「いじめであったり、体罰であったり、そういう問題が後を絶たない状況にある」と懸念。県内での対策について「まず教育委員が主体的に考える必要がある。(体罰の背景には)組織の風通しや組織風土の問題がある。個々の教員に幾ら研修をしても、たぶん、それだけで(体罰が)無くなっていく問題ではないのではないか」と述べた。【渡辺諒】
1月12日朝刊