体罰で処分教員15人 県内小中高・過去10年
愛媛新聞ONLINE 2013年1月15日(火)11時41分配信
昨年12月、大阪市立桜宮高2年のバスケットボール部主将の男子生徒が顧問の男性教諭から体罰を受けた後に自殺した問題。愛媛県教育委員会が2002年度から12年末までに、体罰を理由に処分した公立の小中学校、高校の教員は計15人に上る。年度別では0〜3件で推移しているが、県教委は「実際の体罰はもっと多い」とみている。
県教委によると、内訳は小学校3人、中学校9人、高校3人。特別支援学校ではいなかった。処分別では懲戒処分の減給が1人、同じく戒告が4人。訓告は10人だった。状況別では授業中と部活中が各4人、放課後・休み時間などが7人。
処分状況をホームページで公表している11年以降は戒告、文書訓告、口頭訓告が各1人で、いずれも中学校の男性教員。うち2件は部活の練習中で、生徒をラケットで頭をたたいたり、ボールをぶつけたりしていた。3件とも被害生徒の保護者の訴えで発覚した。