大阪・高2自殺:問題受け、体罰禁止徹底を通知−−県教委 /香川
毎日新聞 2013年1月16日(水)16時29分配信
大阪市立桜宮高2年の男子生徒がバスケットボール部の男性顧問から体罰を受けた翌日に自殺した問題を受け、県教委は15日、県立の高校、中学、特別支援学校長と各市町教育長に、体罰禁止を徹底する細松英正・県教育長名の通知を出した。
通知は「体罰は法律で厳に禁止されている」とし、職員会議などでの周知徹底▽教員の生徒への指導方法の把握−−などを求めた。
県教委によると、体罰を理由にした教諭の処分は、10年度3件▽11年度5件▽12年度(14日現在)2件。うち、部活動での体罰は11年度2件あったほか、12年度は丸亀市立中学校の男性教諭がバスケットボール部の指導中に男子部員の顔を殴るなどし、けがをさせた事案の1件。県教委の内部文書によると、丸亀市立中の教諭は日常的に部員へ体罰を加えていたという。
また、体罰について、浜田恵造知事は15日の定例記者会見で「体罰は教育活動の中で許されるものではない」と話した。【久保聡】
1月16日朝刊