橋下市長が中止要請の桜宮高入試、継続軸に調整
読売新聞 2013年1月20日(日)17時33分配信
大阪市立桜宮(さくらのみや)高校の体罰問題に絡み、市教委が、橋下徹市長から要請されている同高体育系2科(体育科、スポーツ健康科学科)の今春入試での募集中止について、「この時期の募集中止は極めて困難」として、入試継続を軸に調整していることがわかった。
ただ、橋下市長の中止意向は強く、21日に開く臨時教育委員会議には市長の意向に沿った代替案も用意したうえで、最終決定する。
市教委は、橋下市長から体育系2科の募集中止を求められた15日以降、公立高入試を合同実施している大阪府教委と協議してきた。
府教委では、松井一郎知事の要請に基づき、体育科志望の受験生の受け皿として、体育科を持つ府立高2校の定員増を検討したが、日程的にも、教職員や教室などの確保が間に合わず、実現は難しいと判断した。