(朝鮮日報日本語版) ソウル大、論文17本捏造した教授の再審査請求を却下

(朝鮮日報日本語版) ソウル大、論文17本捏造した教授の再審査請求を却下
朝鮮日報日本語版 2013年1月18日(金)11時1分配信

 幹細胞に関する論文17本を捏造(ねつぞう)したとして、ソウル大の懲戒委員会に付託された同大獣医学部のカン・スギョン教授が「(大学側の)調査結果を受け入れることはできない」として提出していた再審査請求が却下された。同大は今月16日、研究真実性委員会の全体会を開き、カン教授の論文捏造をめぐる調査の結果、再審査請求を却下した、と17日発表した。同委員会は昨年12月、カン教授が論文17本を自ら捏造したとの結論を下していた。

 ソウル大の関係者によると、カン教授は最近、真実性委員会に提出した再審査請求書で「本人は(教え子の)大学院生が持ち込んだ資料を基に論文を書いただけで、(資料が)捏造されたものだとは知らなかった」と主張した。同関係者は「真実性委員会の調査で、自ら論文を偽造、捏造したことが確認されたカン教授が、教え子の大学院生たちに責任を押し付けた。(カン教授が論文を捏造したという)大学院生たちの証言があることに加え、真実性委員会の調査と相反する主張のため、受け入れる理由がない」と語った。一方、ソウル大側によると、カン教授は同委員会の調査対象となった研究員や大学院生たちに対し「なぜそういう(自分に不利な)証言をするのか」との電子メールを送っていたという。

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