体罰調査と厳正対応、全国に指示・通知…文科省
読売新聞 2013年1月23日(水)19時41分配信
大阪市立桜宮(さくらのみや)高校の2年生男子生徒が体罰を受けた翌日に自殺した問題で、文部科学省は23日、全国の教育委員会などに体罰の実態調査実施を指示するとともに、体罰を行った教員らへの厳正な対応を求める通知を出した。
調査対象は、全国すべての小中学校と高校、特別支援学校。具体的な調査手法は各教委に委ねるが、体罰を受けた児童生徒の数と状況、被害実態などについて報告を求める。すでに把握している今年度分の事案は2月28日まで、今後調査する分については4月30日までに報告してもらう。
また、同日出した通知では、「(部活の指導で)勝利至上主義に偏り、体罰を正当化することは誤りであるという認識」を教員に持たせ、体罰禁止を徹底するよう教育委員会に求めている。