桜宮高校長、年度内に更迭方針 大塚高体育科1クラス増員へ

桜宮高校長、年度内に更迭方針 大塚高体育科1クラス増員へ
産経新聞 2013年1月24日(木)14時44分配信

 大阪市立桜宮高校の体育系2科の入試募集中止問題で、永井哲郎教育長は24日、同校の佐藤芳弘校長について「できるだけ早い段階で外部人材を登用したい」と述べ、年度内に更迭する方針を示した。府立高体育科の定員増について府市で協議する場で表明した。

 この日は、橋下徹市長と市教委の長谷川恵一委員長らが、市役所で松井一郎大阪府知事と府教委の陰山英男委員長らと会談。受験生の受け皿確保に向けた府立高2校の体育科の定員増について協議した。

 会談では陰山委員長が「市教委は子供たちのために命がけで立ち向かっているという姿勢を感じない」と述べ、市教委が示した桜宮高の再生に向けた改革プランの内容を批判。

 その上で「今の校長の名前で卒業証書を渡すのか」と問いかけたところ、永井教育長が「できるだけ早い段階で外部人材を登用したい。話がつき次第、着任してもらう」と述べた。

 会談では、橋下市長の要請を受け府教委側が協力を約束。大塚高校(松原市)体育科の定員を1クラス(40人)分増員する方針を決めた。同日夕の府教育委員会議で正式決定する。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする