大津・中2自殺:いじめ条例 「相談する勇気を」 市議会、「子の役割」明記説明へ /滋賀

大津・中2自殺:いじめ条例 「相談する勇気を」 市議会、「子の役割」明記説明へ /滋賀
毎日新聞 2013年1月26日(土)15時53分配信

 大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を受け、いじめ防止条例の制定を目指す市議会は25日、子どもに義務を課していると批判を受けた全国初の「子どもの役割」規定を明記すると確認。その理由を一般向けに説明する方針を、各会派代表者の会議で決めた。
 説明は「子どもが主体の条例で、自らがいじめのない学校にしようとすることが大切。相談する勇気が自らを救い、大切な友達を救うことになる」とし、「相談しやすい環境を整えることは市や学校の責務」と強調した。全文は近く議会のホームページに掲載する。
 条例案は子どもを小中高校生と定義。7条でいじめを受けたり発見した場合(疑いも含む)は、家族や学校などに「相談するものとする」としていた。だが、公募意見の大半が批判的で、越直美市長も反対を表明。当初予定の昨年12月議会での提案を見送った。議会側は「子どもの負担感を軽減する」として、「相談できる」と表現の修正を決めている。【千葉紀和】
1月26日朝刊

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