橋下市長 入試継続なら「出直し市長選」だった? 桜宮高2自殺
産経新聞 2013年1月27日(日)15時27分配信
大阪市立桜宮高体育系2科の入試募集中止に絡み、橋下徹市長は27日午前のテレビ朝日番組で、自らが要請した募集中止を市教委が拒否した場合について、「教育委員会と首長の判断で対立が生じたときは有権者に問うしかない」と述べ、出直し市長選も念頭にあったことを示唆した。
橋下市長は15日、「新入生を受け入れる態勢になっていない」として市教委に体育系2科の募集中止を要請。17日には、入試関連予算の執行停止の可能性もちらつかせていた。一方、市教委は21日、2科の定員(120人)を普通科に振り分けた上で、募集中止を決定した。
橋下市長は、番組内で「自分のやり方が否定されたら選挙をやろうと思ったか」との問いに、「自ら言うことではないが、有権者に問うくらいの問題」などと述べた。
また、同校の募集中止に絡み、府立高体育科の定員増加をめぐる24日の協議の中で、市教委がまとめた改革プランの内容の是非について長谷川恵一委員長と府教委の陰山英男委員長との間で応酬があったことについて、橋下市長は「府教委と市教委の対立なんです。併存させる必要なんてない」と述べ、府市の教育委員会の統合の必要性を口にした。