相模原市教委が町田市と対応連携へ、いじめ問題で首長懇談会了承/神奈川

相模原市教委が町田市と対応連携へ、いじめ問題で首長懇談会了承/神奈川
カナロコ 2013年1月29日(火)22時30分配信

 相模原市教育委員会はいじめ問題への対応で、隣接する町田市の教育委員会と連携を図っていくことを決めた。加山俊夫相模原市長、石阪丈一町田市長や両市の教育長が出席した29日の首長懇談会で了承された。

 具体的には、児童・生徒の問題行動などの情報共有のため、指導主事らが出席する会議を設ける。学期ごとの開催を予定し、互いの学校警察連絡協議会の会合に出席していくことも検討している。

 相模原市では昨年12月に市立中学校でのいじめ・暴行事件が表面化したばかり。現在、いじめ対応専門の部署を設置する準備を進めている。

 町田市教委は、大津市でいじめを受けていた男子生徒の自殺を受け、昨年9月に専門家を交えた「いじめ対応サポートチーム」を発足させている。各学校で毎月いじめ調査を実施し、教員向けのいじめ対応マニュアルを作成するなど取り組みが先行している。

 相模原市教委としては、そうした事例も参考にしていきたい考えで、岡本実教育長は「組織や制度の異なる両者で意見を交わし、新しい視点やアイデアが生まれれば。教員同士の交流も図り、よりよい教育行政につなげたい」と話していた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする