花山中バスケ部で体罰 顧問、謝罪後も繰り返す

花山中バスケ部で体罰 顧問、謝罪後も繰り返す
京都新聞 2013年1月28日(月)22時59分配信

部活動で繰り返されていた体罰について、厳しい表情で説明する澤田校長(京都市山科区・花山中)
 京都市山科区の市立花山中で、男子バスケットボール部顧問の男性教諭(29)が昨年10月まで、部員計10人に膝蹴りや平手打ちなどの体罰を繰り返していたことが28日分かった。昨年8月と9月の2度にわたって発覚、その都度、部員と保護者に謝罪したが、その後も体罰を行っていた。市教育委員会は教諭の処分を検討している。
 花山中と市教委によると、教諭は昨年8月下旬、同中であった練習試合で、やる気のない態度だとして2年生の左太ももを膝蹴りし、2週間のけがを負わせた。9月中旬には、用具の片付けの注意を聞かなかったとして1年生の頭や?を平手打ちした。いずれも直後に部員や保護者らから学校へ申告があり、部員と保護者向けの説明会で謝罪した。
 ところが今月上旬、大阪市立桜宮高の自殺問題を受け、あらためて体罰について確認したところ、教諭が昨年10月の練習試合でも、ふてくされた態度を取ったとして1年生の左太ももを蹴ったことを明かした。さらに学校の調査で、2010年度から昨年8月までに3年生7人にも体罰を加えていたことが分かった。教諭は2009年から顧問をしており、体罰はほとんどが週末の練習で行われたという。現在は部活動の指導を外れている。

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