駆け込み退職、新たに4人撤回 県教委「職務全う」求め通知
埼玉新聞 2013年1月28日(月)23時22分配信
3月末で定年退職を迎える県内教職員の中に、手当減額前の1月末での「駆け込み退職」希望者が相次いでいる問題で、県教育局は28日、新たに教員2人が退職を撤回した、と発表した。内訳は小学校(さいたま市を除く)と県立学校(高校)各1人。さいたま市でも同日までに、教員2人(いずれも学級担任)が退職を取りやめた。県内で計4人の教員が新たに退職を撤回した。
県教育局によると、28日現在、県内小中学校(さいたま市除く)、県立学校、県立特別支援学校で計86人の教員が早期退職の意向。内訳は小学校32人(教頭2人、学級担任13人)、中学校20人(教頭1人、学級担任5人)、県立学校25人(学級担任2人)、県立特別支援学校9人(全て学級担任)となっている。
さいたま市で撤回したのは小中学校各1人ずつ。同日現在、計17人が1月末での退職を希望している。内訳は小学校6人、中学校11人。
県教育委員会は同日、各市町村教育委教や県立学校長などに対し、「自己都合退職を希望する教職員には相応の事情があったこととは思いますが、年度末まで児童生徒のために職務を全うしていただきたい」とする内容の文書を通知した。