いじめ２２件 ４年ぶり増 昨年、３件を事件化 静岡
産経新聞 2013年1月30日(水)7時55分配信
県警少年課は、過去１０年間に警察に寄せられた「いじめに関する情報」のまとめを発表した。まとめによると、平成２０年から相談件数は減少傾向にあったが、昨年は前年に比べ１６件増の２２件となり、４年ぶりに増加となった。
昨年寄せられた２２件の内訳は、小学生が４人、中学生１６人、高校生が２人だった。いじめの態様は乱暴１３件、たかり２件、無視・仲間はずれが１件、その他６件で、このうち３件を事件化した。
県警は、県内１０警察署に非行やいじめなどの相談を受け付ける「少年サポートセンター」を設置。専門職員が学校側と連携して、いじめの加害者に指導するなどの支援活動を行っている。同課の担当者は「昨年の６月以降からいじめの相談が増加している。一人で悩まず窓口を活用してほしい」と話した。
相談窓口は、少年サポートセンター少年相談専用電話フリーダイアル０１２０・７８３・４１０。