浜名湖ボート転覆:中1死亡 校外学習で安全研修 遺族、豊橋市の回答公表 /愛知

浜名湖ボート転覆:中1死亡 校外学習で安全研修 遺族、豊橋市の回答公表 /愛知
毎日新聞 2013年1月30日(水)11時37分配信

 浜松市の浜名湖で10年6月、訓練中の手こぎボートが転覆し、豊橋市立章南中学1年、西野花菜さん(当時12歳)が死亡した事故で、父友章さん(53)が29日、記者会見し、学校の校外学習における危機・安全管理の対応に関する質問状の豊橋市の回答を公表した。
 回答は今月24日付で、校外学習安全マニュアルを4月までに再改訂することや、管理職にリスクマネジメント研修を義務づけるほか、校務主任や初任者など段階に応じて安全に関する研修も行っているとした。
 友章さんは「これまでより踏み込んでいる」と評価しつつも、教職員の意識がどのくらい向上したかなど、対策実施に伴う効果を図る手段が記されていないことを指摘。「どう具現化したか、今後もただしていきたい」と話した。
 質問状は再発防止のため、安全管理・危機管理体制の検証などを盛り込んだ市との和解内容に基づき、西野さんの両親が昨年12月、市長宛てに提出していた。【清藤天】
1月30日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする