野球部監督暴行か 県東部の県立高校
北日本新聞 2013年2月1日(金)7時12分配信
県東部の県立高校で昨年、硬式野球部の監督を務める男性教諭が部員に暴行を加えていたとの情報が31日、県教委などに寄せられた。この高校によると、男性教諭は「身に覚えがない」と話しているという。県教委は同日、部員全員に聞き取りし、事実関係を確認するよう同校に指示した。
県教委教職員課によると、31日午後3時ごろ、匿名のファクスがこの高校や県教委などに届いた。男性教諭について、昨年の春季大会前に行われた練習試合中に2年生部員の腹部を蹴り上げたほか、昨年秋にも室内練習場で2年生部員をペットボトルで殴った、と記されていた。
同校がただちに男性教諭から事情を聞いたところ、暴行の事実を否定したという。
全国で教員による体罰が相次いで発覚していることを踏まえ、同課は同僚の教諭をはじめ、既に引退した3年生も含めて部員全員に聞き取りするよう求めた。この高校の校長は「事実ではないと信じているが、慎重に調査を進めたい」と話している。