文理開成高:「校名残す」 新経営陣、保護者会に説明−−鴨川 /千葉
毎日新聞 2013年2月1日(金)10時37分配信
横浜市に本部を置く学校法人八洲学園グループの支援が決まった経営再建中の村山学園文理開成高校(鴨川市)の保護者会は31日、今後の学校運営について新経営陣からの説明を求める意見交換会を同校で開いた。
学校側から鈴木淳・新理事長(学校運営機構社長)、中島宗一校長(前村山学園理事長)ら4人の理事が出席、保護者会からは山田裕子会長のほか約100人の保護者や近隣中学の教員らが参加した。
鈴木理事長は、経営問題について「まだ(財務状況などを)調査中」として多くを語らなかったが、学校名については「村山学園は変えるが、文理開成は残す」と明言した。
また、「進学実績を大事にするのはもちろんだが、地域に開かれた存在にしたい」と語り、インターネットを使った東大生による指導や、学校で開かれる講演会を生徒だけでなく市民にも聞いてもらうなど、具体的なビジョンを示した。
これまで同校が受け入れてきた「不登校生徒」については、鈴木朝雄副校長が「積極的に受け入れたい」と説明。経営危機の原因の一つとなった特待生制度についても和田公人理事が「これまでと変わらない」と述べた。【中島章隆】
2月1日朝刊