<兵庫・姫路のワゴン車横転>速度40キロ超過か ブレーキ痕なく
毎日新聞 2013年2月3日(日)13時46分配信
兵庫県姫路市の山陽自動車道で2日朝、私立済美高校(松山市)の硬式テニス部女子部員ら9人が乗ったワゴン車が横転し、1人が重体、7人が重軽傷を負った事故で、自動車運転過失傷害容疑で逮捕された顧問の同校教諭、北岡周平容疑者(37)が「時速80キロぐらいで走っていた」と供述していることが、県警高速隊への取材で分かった。現場の制限速度は40キロという。また現場には大きなブレーキ痕はなかった。
同校などによると、生徒らは兵庫県加西市で予定されていた「西日本高校テニス合同強化練習大会」に参加するため2日朝、顧問が所有するワゴン車で学校を出発。顧問は遠征の際は度々、自分の車に部員を乗せていた。
末広久行副校長は2日、記者会見し、「生徒、保護者に大変ご迷惑をおかけした」と陳謝した。今後、顧問の運転で遠征する際は経路や休憩場所などを細かく記した計画を提出させるとした。
また2日午後から3日まで、第85回記念選抜高校野球大会に出場する野球部を含め男子5、女子11の全運動部が活動を自粛する。【内橋寿明、中村敦茂】