レスリング強豪・網野高の男性顧問、殴るなど7件の体罰確認

レスリング強豪・網野高の男性顧問、殴るなど7件の体罰確認
産経新聞 2013年2月4日(月)14時11分配信

 五輪メダリストを輩出するなど強豪として知られる京都府立網野高校(同府京丹後市)レスリング部で男性顧問(41)が体罰を行った疑いが浮上した問題で、同校は4日、男性顧問が平成16年以降、顔を殴るなど計7件の体罰が行っていたことが確認されたと発表した。

 同校によると、全校生徒480人に対してのアンケートの結果、男性顧問はレスリングの指導や生活指導の際に、部員の態度がふまじめだったことから、顔を殴ったり、腰を蹴ったり、ブリッジの姿勢を約30分間維持させるなどの7件の体罰を行っていた。うち3件で部員が口の中を切るなどのけがを負ったほか、退部した部員もいたという。

 同校の高橋弘校長は「再発防止に努め、信頼回復に努める」と陳謝。男性顧問は「してはいけないことを認識できていなかった。深く反省している」と話しているという。

 同校レスリング部はアテネ、北京五輪で銀メダルを獲得した伊調千春さんらメダリストを輩出した名門で、約10人の部員が在籍。男性顧問は平成15年以降、レスリング部の指導を担当。先月25日から指導を自粛するとともに4日付で自宅謹慎処分となっており、現在は別の顧問2人が指導を担当している。

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