教諭が副業で三線指導、県教委が減給処分「担い手育てたかった」/横浜

教諭が副業で三線指導、県教委が減給処分「担い手育てたかった」/横浜
カナロコ 2013年2月7日(木)23時30分配信

 無断で民間カルチャーセンターの講師を務め報酬を受け取ったとして、県教育委員会は7日、横浜市内にある県立特別支援学校の高等部の男性教諭(53)を、同日付で減給10分の1(3カ月)の懲戒処分としたと発表した。

 県教委によると、教諭は2009年4月から12年12月までの間、横浜と東京都内のセンターで、延べ132回にわたり講師として沖縄民謡や楽器の三線を指導し、計約62万円の報酬を得ていた。

 教諭は学生時代から趣味として練習を続け、指導する立場になったという。自分の師匠が亡くなり、後を継いだ弟子も辞めたことなどから「伝統芸能の後継者を育てたい」と、講師を引き受けたという。

 教諭は12年夏に学校の研修を受けた際、服務上問題があると気付いたが「伝統文化の継承を担っている魅力にはあらがえなかった」として続けていた。しかし同年11月、生徒の保護者がインターネットで検索したところ、講師として教諭の名前が表示され、学校に問い合わせたことから発覚した。

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