大阪・高2自殺:県教委など、体罰調査を年度内実施 全小中高と特別支援学校に /岩手
毎日新聞 2013年2月5日(火)12時47分配信
大阪市立桜宮高校の生徒が体罰を受けた後に自殺した問題を受け、県と県教委は年度内にも私立を含めた県内全ての小中高校と特別支援学校を対象に、実態把握に向けた調査に乗り出す。
県教委教職員課によると、文科省による1月23日付の通知に基づき、県内の小学校367校▽中学校184校▽高校64校▽特別支援学校13校を対象に実施する。
通知では、教職員のほか、児童生徒や保護者にも併せて調査することで正確に実態を把握するよう求めており、具体的な調査方法などについて検討している。
県内では08年度からの5年間で、計14人の教諭が懲戒処分を受け、うち9人は部活動中の体罰だった。今年度はこれまで体罰による処分はないという。
達増拓也知事は4日の定例記者会見で、「県では過去にも教育委員会としてきちんと実態を把握し、処分が行われていたが、体罰問題が全国的に注目され、県民の関心も高まっているので、そういう時期に改めて調査するのは時宜を得ている」と話した。【金寿英】
2月5日朝刊