16校で授業時間不足を高校入試後に穴埋め 横浜の市立中学校
産経新聞 2013年2月8日(金)18時31分配信
横浜市教育委員会は8日、市立中学校16校で3年生の授業計画にミスがあり、3月の卒業式までに22〜3コマ分の授業不足が生じる恐れがあったと発表した。各校は高校入試後に授業を行うなどし、卒業式までに不足分を埋める。1、2年生の不足はなかった。
同市内では1月、市立市ケ尾中学校で3年生の授業時間不足が判明し、残る147校について市教委が調べていた。
市教委によると、不足時間が最も多かったのは市立金沢中学校(金沢区釜利谷東)の22コマで、国語や数学などの各教科が足りなかった。各校とも学習相談や地域行事への参加などで授業時間をカットしていたが、その結果生じた不足には気付かなかったという。
年間授業時間は学校教育法施行規則で定められ、今年度は昨年度よりも35コマ増加。市教委は「もっと十分に授業時間を管理すべきだったと反省している」と謝罪した。