中学授業時間数の不足、16校でも最大22こまに/横浜
カナロコ 2013年2月9日(土)12時0分配信
横浜市青葉区の市立市ケ尾中学校で3年生の授業時間数が58こま(1こま50分)不足する見通しであることが判明した問題で、市教育委員会は8日、他の市立中学校16校でも3年生の授業時間数が最大22こま不足する見通しであることを発表した。
市教委は1月21日から2月7日にかけて、市ケ尾中を除く全市立中学校147校を調査。8区(金沢、都筑、緑、栄、港南、港北、旭、戸塚区)の16校で授業時間数が3〜22こま不足する見通しであることが判明したという。
学習相談のために短縮授業を行うなどしたのが原因で、今後は授業数を増やして卒業までに必要な授業時間数を確保する方針。16校では毎月、授業時間数を確認していたが、市教委が一斉調査するまで不足に気付いていなかった。
市教委は再発防止策として、従来、年1回行っている学校から市教委への授業時間数の報告に加え、定期的な学校訪問などで把握に努める。入内嶋周一指導部長は「本来、授業時間の管理は学校が行うものだが、指導監督する市教委にも責任がある。誠に申し訳ない」と話している。
授業時間数の不足が見込まれる市立中学校(こま数)は次の通り。
▽金沢(22)▽希望が丘(19)▽新羽(19)▽日限山(18)▽鴨居(16)▽飯島(15)▽六浦(14)▽富岡(12)▽都田(10)▽早渕(10)▽霧が丘(9)▽東山田(9)▽荏田南(9)▽平戸(8)▽中川(7)▽上郷(3)