都立校で体罰の疑い十数件、校長連絡会で報告
読売新聞 2013年2月12日(火)21時3分配信
東京都内の公立学校で体罰と疑われる事例が十数件見つかったことが12日、都内で開かれた臨時の都立学校長連絡会で報告された。
大阪市立桜宮高校の体罰問題を受け、都教育委員会が1月に開始した都内の全公立学校を対象にした体罰調査で発覚した。
都教委は、体罰と疑われる事例の内容は明らかにしていない。これまでの調査では、都立雪谷高校(大田区)野球部などで2件の体罰がすでに見つかっており、都教委は3月末までに結果を取りまとめる。
体罰以外にも、公立中学校の部活動で顧問の教諭が試合に負けた罰として、部員に校庭1000周を命じ、途中で生徒が倒れた「不適切な事例」もあった。
都教委の比留間英人教育長は「体罰や不適切な指導が確認された際には、徹底的に原因を究明し、意識も含めて改善してほしい」と語った。