高校入試:特別支援3校で問題に不備 全員に加点 /山形
毎日新聞 2013年2月17日(日)11時57分配信
県教委は16日、県立特別支援学校高等部で15日に実施した入学試験で、山形聾学校の「数学」、山形養護学校と山形盲学校の「理科」の問題に不備があったと発表した。採点から除外し、全受験生12人に配点分を加点する。
県教委特別支援教育室によると、山形聾学校は受験者4人で加点は17点。関数のグラフの数値を記載する際に必要のない数値を併記した。山形養護学校は同5人で加点は3点。質問で「次のア〜エ」とすべきところを「ア〜カ」とした。山形盲学校は同3人で加点は2点。「1つ」から選ぶよう求めるものを「2つ」と記載した。
試験時間内に発覚し修正した学校もあったが、誤って修正していたり、別室の受験者に伝わっていなかった。同室の畑山淳一室長は「各学校だけでなく県教委でも確認するなど再発防止に努めたい」と謝罪した。【浅妻博之】
2月17日朝刊