山形大、「学生不祥事防止チーム」設置へ

山形大、「学生不祥事防止チーム」設置へ 
山形新聞 2013年2月21日(木)10時57分配信

 学生の逮捕が相次いでいる事態を受け、山形大は20日、原因を分析し、対策を検討する「学生不祥事防止検討プロジェクトチーム」を学内に設置することを明らかにした。専門家の助言や学生の意見を反映させ、年度内に中間まとめを公表する。

 小山清人副学長が同日の定例記者会見で説明した。チームは同大の卒業生を含めた教職員5、6人で構成し、今月中に設置する。本年度の逮捕事案だけでなく、3年程度さかのぼり、各学部で対応した相談や問題を含め個別に分析するとともに、全体的な傾向を探る。

 学内チームの分析を基に、心理学、教育学や学校現場の問題に詳しい学内外の専門家に意見をもらい、3月中に中間報告をまとめる。対象規模は検討中だが、学生からも学内チームの分析に対する意見を聞き、中間報告に反映させたい考え。小山副学長は「大学として何らかの分析をし、結果を出す責任がある。新入生を迎えるに当たり、できる予防策から実施したい」と述べた。中間まとめ公表後も一定期間、分析を続け、対策を検討する。

 一方、理工学研究科の大学院生が今月15日、住居侵入の疑いで逮捕された事件に関し、記者会見で結城章夫学長があらためて陳謝。専門チームについて「不祥事を断ち切る必要がある。方策を緊急に検討する」と述べた。同大では本年度、窃盗、強制わいせつなどの容疑で7人の学生が逮捕されている。

学生だけじゃないんですが

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