(朝鮮日報日本語版) 赤ちゃん虐待、保育園園長を書類送検

(朝鮮日報日本語版) 赤ちゃん虐待、保育園園長を書類送検
朝鮮日報日本語版 2013年2月22日(金)10時57分配信

 1歳に満たない赤ちゃんの頭を殴ったり、強制的に牛乳を飲ませたりした疑いで、60代の保育園園長が書類送検された。

 ソウル松坡警察署が21日発表したところによると、ソウル市松坡区パンイ洞で保育園を運営する女(60)は昨年10月15日午後、ある園児が泣きやまないとの理由で、こぶしで頭を殴り、泣きやむまで部屋の中に放置したという。また、この園児の口に無理やり牛乳を入れ「早く飲め、この野郎」と暴言を浴びせ虐待した。警察の関係者は「女は昨年6月から10月にかけ、この園児を含む3人の赤ちゃんに対し、常習的に虐待を繰り返していたことが分かった」と説明した。

 警察は「園長がうちの子を虐待している」という母親の告訴を受け、捜査に乗り出した。警察の調べに対し女は「園児たちを殴ったのではなく、かわいかったからなでただけだ」として、児童虐待の容疑を否認しているという。

 女が2001年から運営していた問題の保育園は、園児が20人以下の「家庭型保育園」に当たり、乳幼児保育法による監視カメラの設置義務がない。だが警察は、保育園の元保育士や実習生などから「園長が常習的に子どもたちを虐待していた」との証言を得ていた。

 女はまた、精神疾患で治療を受けたことがある自分の娘を保育園の保育士として登録するなどの手口で、国庫からの補助金約1100万ウォン(約94万円)をだまし取っていた疑いもある、と警察は説明した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする