盲学校児童、裸にし尻たたく=女性教諭、体罰で停職処分―北海道教委
時事通信 2013年2月27日(水)20時35分配信
北海道教育委員会は27日、盲学校で児童の下半身を裸にして尻をたたくなど体罰を繰り返したとして、紋別市の特別支援学校の女性教諭(48)を停職1カ月の懲戒処分とした。
道教委によると、教諭は道内の盲学校に勤めていた2010年9月ごろ、小学部5年の男子児童が宿題をしなかったとして、教室内のカーテンの陰で児童のズボンと下着を下ろし、尻を直接平手で1回強くたたいた。翌10月にも、ほおを1回強く平手打ちしていた。
この児童には、教科書の音読を間違えたなどの理由で、12年2月までの3年間に計30〜40回、額を指ではじく行為を繰り返し、児童は同月、恐怖を訴え5日間欠席した。
教諭は「(視覚障害のある児童に対し)耳からの情報だけでなく、痛みを伴った方が記憶に残ると考えた」と説明。体罰の意識もなかったと釈明したが、道教委は「間違った指導」とした。