県教委:教職員の不祥事相次ぎ、ガイドライン作成 午後9時以降、飲酒控えて /秋田
毎日新聞 2013年2月24日(日)12時13分配信
午後9時以降の飲酒は控えましょう−−。
教職員の飲酒運転が相次いだことを受け、県教委は「飲酒運転防止のためのガイドライン」をまとめた。市町村教委や各校が作る教職員向けマニュアルの指針となるもので、飲酒運転防止に特化した指針作りは初めて。県教委は「歓送迎会シーズンが始まる来月までに、ガイドラインを県立学校や各市町村教委に通知し、飲酒運転防止に役立ててもらう」としている。
県教委によると、ガイドラインには、午後9時以降の飲酒自粛のほか、懇親会の幹事は参加者全員の帰りの交通手段を確認して会の前に管理職に報告▽飲酒後に車内で仮眠しない▽私的な場合も節度ある飲酒に努める▽飲酒運転をしないという誓約書を所属長に提出する−−などの項目を盛り込んだ。体内でアルコールが分解されるまでの時間の目安や、飲酒運転関連の刑罰などの資料も付ける。
教職員の飲酒運転は、昨年10月に秋田市立小の男性教諭が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で検挙、同12月には高校の男性臨時職員が同容疑で逮捕されるなど相次いでおり、県教委は昨年12月からガイドライン作成を進めていた。【仲田力行】
2月24日朝刊