市教委が学校での事故防止対策まとめる「職員間で情報共有を」/藤沢

市教委が学校での事故防止対策まとめる「職員間で情報共有を」/藤沢
カナロコ 2013年3月1日(金)9時0分配信

 藤沢市教育委員会は28日までに、2013年度に実施する「学校事故防止」に向けた対策をまとめた。事故事案の共有化や研修の充実などを盛り込んだ。市内では11年度に市立小中学校で児童や生徒が継続的な通院が必要なけがを負う重大事故が相次ぎ3件発生。市教委が事故防止検討委を設置していた。

 対策は大きく分けて三つ。一つは事故事案の共有化で事故が発生した場合、必ず職員会議などで原因や再発防止策を全職員で話し合うことや、市教委への報告を義務付けた。

 二つ目は研修の充実で、事故防止に向けた啓発資料を全校へ配布。増えている非正規職員にも研修を行うほか、保護者にも協力をお願いする。

 三つ目は、指導法の共有化。市教委が、教職員で構成する小学校教育研究会などの組織に対し、事故防止に向けた指導方法の検討などを求めていく。

 同検討委は13年度も、学校の組織態勢の改善や事故対応マニュアルの整備、安全点検方法の見直しを検討。報道発表や警察への通報基準についても、同年度末までに方針を示すという。

 11年度には、中学校内の防球ネットが強風で倒れ生徒の後頭部を直撃したり、などの事故があった。

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