体罰:部活指導で生徒に、3教諭に厳重文書訓告 「気持ち入りすぎた」 /群馬

体罰:部活指導で生徒に、3教諭に厳重文書訓告 「気持ち入りすぎた」 /群馬
毎日新聞 2013年3月2日(土)12時24分配信

 県教委は1日、部活動の指導などで生徒に体罰を行ったとして、公立中高の30〜40代の男性教諭3人を厳重文書訓告とした。教諭らは「気持ちが入りすぎた」などと反省しているという。体罰を受けた生徒は計6人で、頭に打撲などを負ったが、通院はしていない。
 県教委によると、みどり市の市立中では昨年12月、卓球部を指導する40代の男性教諭が、2年の男子部員が試合に負けたことを「ミスを恐れ、消極的にプレーした」としかり、ラケットで頭をたたいた。さらに今年1月、他校との試合でも「ミスを恐れた」として頬を平手打ち。他校の関係者が県教委に匿名の手紙を寄せ、発覚した。
 前橋市の県立高では昨年7月、ラグビー部を指導する40代の男性教諭が、3年の男子生徒に指導法を批判されたと勘違い。両頬を平手打ちし、腰をけった。生徒が担任に訴え、発覚した。
 藤岡市の県立高では昨年4月、バレーボール部を指導する30代の男性教諭が、学校近くのコンビニエンスストアでごみを散らかしたとして、3年の男子部員3人の頬を平手打ち。また昨年12月、別の男子部員が髪を染めたまま戻さなかったため、頭を拳で殴った。保護者の訴えでわかった。【奥山はるな】
3月2日朝刊

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