駆け込み退職:教員約10人が“早期退職”意向−−県教委 /富山

駆け込み退職:教員約10人が“早期退職”意向−−県教委 /富山
毎日新聞 2013年3月2日(土)15時57分配信

 地方公務員の退職金を引き下げる条例の施行に伴って、教員約10人が早期退職の意向を示していることが分かった。1日開かれた県議会教育警務委員会で県教委が明らかにした。いずれもクラス担任ではないという。県教委職員課の石黒雄一課長は「混乱が生じないように学校側と十分相談して対応したい」と説明した。
 県教委によると、3月末で定年退職となる教職員は218人。このうち、退職金約140万円がカットされない18日以前に早期退職する意思を示しているのは2月28日現在で約10人。条例の可決を受けて、現場からは「退職するかどうか迷っている」といった相談があったり、辞めようと思ったが撤回した人もいるという。
 一方、73人が3月末に定年を迎える県警は、早期退職の意向を示している人はいないという。【大森治幸】
3月2日朝刊

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