受験番号が不鮮明 欠席の志願者合格 山梨県立大学
産経新聞 2013年3月12日(火)7時55分配信
県立大学が2月25日実施の前期日程試験を欠席した志願者に国際政策学部の合格通知を発送していたことが11日分かった。大学が調べたところ、欠席した志願者の受験票番号末尾は「3」。別の受験生の受験票番号末尾は「8」だったが、受験生は印字が不鮮明だったため「3」と読み取り受験した。
欠席した志願者の高校から連絡があり、大学側は合格発表後の今月10日に本来「3」の志願者の試験欠席を確認したうえで、「3」と判断した受験生の受験票を調べたところ、「3」と読み取れることが判明。受験生に落ち度はなく、このため大学は11日に臨時合否判定教授会を開き、志願者の合格を取り消し、「8」の受験生の合格を決定し、同日合格通知を発送した。
大学の説明だと、試験会場受付では正規の「8」で受け付けながら、面接試験で大学側は「3」で処理。写真票も十分チェックしていなかったとした。印字機を新たに購入する計画だという。