鹿児島市の中学教諭、平手打ち回数を過少報告
2013年3月15日20時26分 スポーツ報知
鹿児島市の公立中学校で昨年7月、40代の男性教諭が当時3年の男子生徒の両頬を約50回平手打ちしたにもかかわらず、学校の調査に「10回程度」と、過少報告していたことが15日、市教育委員会への取材で分かった。
市教委によると、生徒の保護者から指摘を受けた学校の調査で教諭は過少報告したが、保護者が「回数が違う」と抗議。教諭は今年2月になって修正した。教諭は「処分が重くなるのでは、という保身のためだった」としている。
体罰の理由について男性教諭は、市教委に「合唱コンクールの会場から帰るバスの中で菓子を食べたことを指導するため」と報告した。
生徒は頭部打撲などで全治2週間と診断された。校長は「生徒に変わった様子がない」などとして市教委に診断書を提出していなかった。
市教委は昨年9月、教諭を文書訓告処分とした。市教委の担当者は「事実が違ったのであれば再調査する」としている。