教諭、学級と部活で平手打ち 愛知教育大付属高が戒告

教諭、学級と部活で平手打ち 愛知教育大付属高が戒告
朝日新聞 2013年3月19日19時25分

 愛知教育大学は19日、付属高校(愛知県刈谷市)の30代の男性教諭が体罰をしていたとして戒告処分にした、と発表した。

 愛教大によると、男性教諭は2010年度と12年度に、担任を務めていた学級の生徒と顧問をしていた運動部の部員(いずれも男子生徒)の計10人の顔を平手打ちした。生徒にけがはなかった。

 今年2月に出された文部科学省からの通達に従い、生徒や教職員から聞き取り調査などをした結果、体罰が発覚した。男性教諭は「部活でミスをしたり、クラスで課題の提出をしなかったりした生徒をたたいた」と話しているという。

 男性教諭は自ら部活動の顧問を辞任することを申し出たほか、該当の保護者にも謝罪したという。

 愛教大の松田正久学長は「国立大学の付属高校で体罰があったことは大変残念な事態であり、体罰による教育的効果はないことを教員に徹底していきたい」と謝罪した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする