体罰:墨田の中学、体罰理由に転校 区教委、2教諭を処分 /東京

体罰:墨田の中学、体罰理由に転校 区教委、2教諭を処分 /東京
毎日新聞 2013年3月22日(金)12時38分配信

 墨田区の区立中学校で、教師の体罰を理由に生徒が転校していたことが21日、分かった。区教委によると、男性教諭2人が中学1〜2年の生徒6人(男子5人、女子1人)に対し、胸ぐらをつかんで壁に押しつけたり、平手で数回たたくなどの体罰をした。6人のうち男子3人が転校し、1人は明確に「体罰で教師不信に陥った」と転校理由を話しているという。
 体罰をしたのは50代と30代の教諭で、区教委は11年12月に文書による注意処分とした。2人とも「授業中に大声で話すなど、何度注意しても直らないので、やってしまった」と話したという。生徒にけがはなかった。
 体罰は2010年10月に始まり、11年3月に1年生1人が転校、同年4月と7月には2年生2人が転校した。墨田区教委は「あってはならない指導が起き、大変申し訳ない。体罰防止に特化した研修を行うなど再発防止に努めたい」と話している。【大沢瑞季】
〔都内版〕
3月22日朝刊

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